福祉という言葉を聞くと「お世話をする」「老後」「障害者」「介護保険」といった言葉が思い浮かび、決して明るいイメージに思われていません。
「福祉」という言葉は辞典では「福」も「祉」もどちらも「しあわせ」という意味を持っています。つまり人々が幸福になるのが福祉であると言えます。
そう考えると、介護とか年金とか医療とかだけでなく、道路を作ったり、橋をかけたり、学校を建てたりする公共サービスすべてが広い意味での福祉であるといえます。福祉とは、高齢者や障害者の人達の生活を支えるだけの活動ではなく、すべての人々の「ふだんのくらしのしあわせ」を追及することなのです。
「地域福祉の推進」とは、住み慣れた地域で、家族、友人、知人との関係、地域社会との関係を維持しながら、地域の一員として暮らしていけるように、地域住民が主体となって、社会福祉事業者・行政と協力しながら様々な課題を解決していくことです。